宮崎県に行くなら奇岩の迫力に圧倒される『高千穂峡』に行くべし。

まいど!波乗り珍道中@blow_kk)です。

今回は先日行ってきた宮崎県高千穂峡についてまとめました。

国内には文化財保護法にもとづき天然記念物に指定されている動植物や地質・鉱物は数多く存在しています。

そのなかでも九州を訪れたならば絶対に行きたいスポットのひとつに高千穂峡があります。

高千穂峡は戦前からすでに国の天然記念物に指定されていますが、阿蘇山の火山活動による溶岩が冷え固まった結果、周囲の岩石が収縮してできた柱のような整然とした割れ目、いわゆる柱状節理がみられるほか、清潔で透明度が高い水が織りなす美しい環境があることが、天然記念物になった理由とされています。

なかでも高千穂峡のシンボルともいえる真名井の滝は、天孫降臨のときに水がなかったこの場所に神様が水を移してきて井戸が生まれ、やがて井戸から湧いた水が滴り落ちて滝になったという伝説があるようです。

国の名勝や日本の滝百選のひとつにも選ばれていて、高さはおよそ17メートルほどです。

真名井の滝の近くまで遊歩道が通じているため、徒歩でも見学することができますが、貸しボートに乗ればさらに滝の間近で見ることもでき、迫力満点です。

新緑や紅葉の季節には観光客も多く、特に夏休みのシーズンには夜間のライトアップも行われますので、周辺の旅館などに逗留しながらゆったりと自然に親しむのもよいですね。

高千穂峡の豆知識として、この周囲には日本の神話にもとづく地名やエピソードが豊富にあります。

たとえば真名井の滝の上にあるおのころ池には、イザナギ・イザナミの両神によって生み出されたとされる島があり、高千穂神社の大祭でもみそぎをするために使われます。

月形と呼ばれる岩場は、スサノオが乱暴なために高天原を追放になったときに、おわびの意味で刻んだ印とされています。

イラストマップなどでこうした場所をたどるのもまた楽しそうですね。

それと、高千穂峡に行ったから高千穂神社も行ってみてください。

高千穂神社垂仁天皇の時代に創建されたといわれ、高千穂八十八社といわれる周辺の神社のなかでも、特に中心的な存在として崇められています。

境内は秩父杉をはじめとして、うっそうとした杉の木立に覆われており、社殿の彫刻なども見事です。

職人の作品って見てるだけでワクワクします。

境内のなかでも東側に位置する神楽殿では、祭礼の際に地域の人々によって夜通し舞われるという高千穂神楽をダイジェスト版にした観光神楽が毎夜披露されており、こうした伝統に気軽に触れることができるのが、この高千穂神社の魅力といえます。

宮崎に行く事があれば、ぜひ一度寄ってみる価値あり。

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