天皇を招いた三本足のカラス、八咫烏(やたがらす)ってなに?


日本の神話には不思議な力を持った動物が数多く登場します。

通常の鳥とは異なり、足が3本あったと言われる八咫烏もその一つです。日本サッカー協会のシンボルになったことでも有名です。

神話の中で八咫烏は、日本の初代天皇と言われる神武天皇を橿原まで案内したされています。この功績から、太陽の化身や導きの神として信仰の対象となるケースも少なくありません。歴史書の大半は導かれたのは神武天皇と記されていますが、蜂子皇子も八咫烏に招かれたという説もあります。

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2021-02-17

歴史上で登場する機会がそれほど多くないことから、存在を知らない人も多いのが実情です。

蜂子皇子は、飛鳥時代に存在した皇族、崇峻天皇の第三皇子になります。542年に生まれた崇峻天皇は、父親が暗殺されたことで馬子から逃げざるを得ない状況になり、その時に手助けしたのが聖徳太子です。

聖徳太子の手助けで無事に宮中を抜け出した崇峻天皇は、丹後国から船で北へと向かい、現在の山形県鶴岡市に辿り着いたと言われています。

ちなみに山形県鶴岡市は、サーフィン発祥の地域とも言われています。

その後、羽黒山に登ることになりますが、この時に導いたのが八咫烏です。

ただし、歴史書には八咫烏が導いたという証拠は残されていないようです。船で上陸した海岸で遭遇した鳥は足が三本あったことから、八咫烏ではないかという説が有力とされています。

八咫烏は日本の歴史に度々登場する陰陽師とのつながりも深いとう説もありますが、直接関わりがあったかは謎とされています。

日本には、古来から表舞台には出ずに裏で国を操り続けた秘密結社がいたと考えられていて、その秘密結社達の存在を八咫烏と呼んでいたのです。

裏天皇とも称されていた秘密結社は陰陽師としてその名を轟かした安倍晴明ではないかとも考えられています。

東国出身の安倍晴明は、陰陽師の中でも特に強い力を持っていて新皇を名乗り源氏に滅ぼされた平将門の意志を受け継いだとされる人物です。

山形県鶴岡市にある羽黒山五重塔は、平将門、国宝五重塔として現在も残っています。

ただし、創建したのは平将門という形になっていますが、確実な証拠は残っていないようです。八咫烏に導かれるようにして羽黒山に登った崇峻天皇が作ったというのも一つの説です。

そのほかにも、平将門が愛用していた小烏丸と呼ばれる刀は、八咫烏から譲り受けたと言われています。

八咫烏は元々中国で生まれた神話の生き物で、日本に入ってきた経緯については明らかにされていません。

過去の歴史で度々登場することから、皇族と深いかかわりがあるのではないかという話もあります。

謎の多い、世界最古の国日本は未知の領域ですね。

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