今回紹介するアガスティアの葉。
アガスティアの葉は人類の運命が書かれているといわれるもので、紀元前3000年ごろに実在したインドの聖者アガスティアが残した予言を伝える葉とされています。
書かれているのは古代タミル語で、読めるのは特別な位置づけのリーダーに限られるとされます。
ちなみにアガスティアの葉には自分の名前や両親の名前など、事細かに書いてあるのも特徴です。このアガスティアの葉は南印度のターミールナードゥにある葉で、館で保管されていることで知られます。
日本で知られるようになったのは小説アガスティアの葉で、近年はネットでも広く知られているといえるでしょう。
予言を葉に残したアガスティア大聖者とは、正確に記されている記録は残っていないようです。
ただ、ラーマ王子の家庭教師やヴァシシュタ、ヴィシュワミトラと同時代に生きた聖者という説があります。この説に信憑性があるなら、アガスティアは1万年以上も前に存在した聖者ということになります。
他には、インドアーリア民族が北インドから南に移動する際に導いた人物がアガスティアと同一人物という説もあります。
いずれにしても、手がかりとなるのは現代に残されているアガスティアの葉で、なぜ残されたのか、どのようなものか知ると理解が深まります。
アガスティアの葉は、親指の指紋から情報を検索するシステムといわれています。そして葉から情報を読み解けるのは訓練を受けた専門家で、更にそれを現代まで引き継いでいる正当な家系が存在します。
アガスティアの葉の全容を把握するのは困難ですが、その理由には葉が百万枚はあるとされていることが挙げられます。
つまり、1枚1枚を確認して違いを検証するのは事実上不可能で、しかも葉を読むリーダーに分散して保管が行われていることから、一般人が勝手に触れることはできません。
保管されている場所はリーダーのみ入ることが許されるので、アガスティアの葉は特別で神聖視される結果となっています。
葉の保管場所は詳細が不明で明かされておらず、リーダー以外は何も知らないと考えて間違いないでしょう。 アガスティアの葉を読むリーダーのナディは、マドラス市内とその近郊を始めとし南インドの広範囲に点在します。
マドラス市内だけでも20は拠点があるといわれているので、改めてアガスティアの葉が浸透し定着していることが分かります 。
アガスティアの葉による運命の読み方は親指の指紋を使い、手がかりを探す形で読み解いていきます。 男性は右手、女性は左手の親指をヒントに、ナディリーダーの質問に答えながら相談者の葉の候補が絞り込まれます。
葉は最初にリーダーが候補を選んで持ってきますから、ある程度は予想がついていると考えることもできるでしょう。
気になるアガスティアの葉の内容は、誕生から死までの人生や財産と家族に兄弟姉妹、母親のことや子どもに関する項目もあります。
病気や借金、結婚や死期と寿命まで分かりますから、まさに情報量は膨大で自分の運命を知るのに役立ちます。
なぜ、何千年も前からこのアガスティアの葉を求めた人間の情報がインドに存在するのか。
人生とは何か…この世とは何か…
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