北海道民を虜にする幻の山菜【行者にんにく(キトビロ)】を収穫してきた。

日本人が忘れてしまった食文化


3年ぶりの北海道!好物の行者にんにく(キトビロ)を採りに宝の山へ行ってきました

雪解けの4〜5月に採れる幻の山菜一度食べたら道産子に限らず虜になること間違いなし!

そんな幻の山菜には呼び方が沢山あります。

例えばヒトビロ、ヤマビルなどなど…

原産地は北海道、東北〜ロシア、カナダなど寒い地域の山奥の綺麗な水が流れるところに自生している植物です。

毎年、北海道ではクマの被害で死者が出るほどクレイジーな山菜採りとなっています。

※2015年には北海道の紋別市で駆除されたヒグマは体長2.7m、体重は400kg。
最大サイズは1982年牧場で子牛を襲った500kgのオスのヒグマ。

熊がいても春になると山に籠る人が後をたちません。

いつ食べても依存性のある、あの旨さを求めてしまいます。

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ちなみに本州ではアイヌネギが保護植物になっているようです。

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健康食材!行者にんにく(キトビロ)はスーパーフード

行者にんにく(キトビロ)は完璧な健康食材です。ニンニクよりもアリシンが豊富に含まれ疲労回復滋養強壮に効果抜群なのです。

アリシンには非常に強力な殺菌作用があり結核菌などあらゆる菌に対し抗生物質として働く優れた効力をもっている正に万能植物です。

そのことから免疫力を高めがん予防、コレステロール、動脈効果、冷え性などの予防に効果を発揮しています。

※女性には嬉しいダイエット効果にも抜群な効果があるとか?!

※行者にんにく(キトビロ)はアイヌ民族が古来から薬草とし大切にしていた植物です。食べることはもちろん火に炙りその煙を纏い、身体を消毒し伝染病から身を守っていたと伝えられています。

※行者にんにく(キトビロ)の由来は昔、山岳信仰の行者が荒行に耐える体力をつけるために食べたことから、この名前がついたようです。あまりの滋養の強さに修行にならないことから修業中は禁じられてたとか?!相当ヤバイ植物です。

行者にんにく(キトビロ)家庭菜園での育て方

植え付けると自然に株が増え続けることから家庭菜園では密かに注目を集めている植物です。
育て方
、管理場所は半日陰

の場所を選び植え付けるとよく腐葉土・堆肥を入れてから植え付けると立派に育ちます。

丈夫な苗になると、涼しい地方ではある程度日向でも栽培可能。

プランターでの栽培は株間は5cm程が良いとされている。用土は黒土または山野草用培土を使いプランターの底に炭を敷くと腐り予防になりますので活用ください。

アイヌネギは夏の暑さに弱いため、夏場はプランタの底をあげてやり風通しを良くすると育ちが良くなります。

水やりは表面が乾いたら充分に水をあたえ休眠期中も様子をみて1週間に2回完全に乾かない程度に水を与える。

行者にんにく(キトビロ)を一生採り続けるコツ

採取方法
1.葉が一枚だけの行者にんにく(キトビロ)を収穫するとその株は死にます。 二度と生えなくなるので採ってはいけません。
2.採取できるのは葉が2枚のものです。生態系を守るルールです。
3.葉が3枚のものは開花後、タネを落とすので採らないように。

※行者にんにく(キトビロ)をカットするときは根元2センチ残し茶色い茎の部分まで切らないようにする。

このルールを徹底する事で毎年行者にんにく(キトビロ)の採取が可能になります。

※毒草注意

この行者にんにく(キトビロ)にそっくりな植物は毒草だから絶対に取って食べないように!

行者にんにく(キトビロ)は写真の奥に見える根が赤く網目状繊維に覆われていて、強烈なニンニク臭が判別の決め手です。

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※「アイヌネギ」という言葉は、アイヌ民族に対する差別的な表現として使用されることがあるため、差別用語とされています。

「アイヌネギ」という言葉は、「アイヌ」という民族名に「ネギ」という蔑称をつけた表現であり、アイヌ民族の尊厳を傷つけるものとされています。そのため、アイヌ民族に対する差別意識や偏見を持つ人々によって使用されることがあるため、社会的に問題視されることがあります。

日本では、2019年に施行された「アイヌ民族に関する法律」により、アイヌ民族の人々が、その歴史や文化、言語などを尊重されることが明確に定められました。この法律に基づき、アイヌ民族に対する差別をなくすためにも、「アイヌネギ」という言葉の使用は避けるべきであり、配慮が必要です。