— 能𠀋 健介 (@blow_kk) October 27, 2024
シリコンバレーのスタートアップ企業が、夢を見ている間に2人がコミュニケーションを取ることに成功したと発表しました。
この画期的な技術は、映画「インセプション」にインスパイアされたかのように思える内容です。
REMspace Inc.の創設者兼CEOのマイケル・ラドゥガ氏は、「夢の中でのコミュニケーションはSFのように思えるかもしれませんが、明日には当たり前になり、私たちの生活から切り離せない技術になるでしょう。この技術は数えきれない商業的な応用可能性を持ち、夢の世界でのコミュニケーションと相互作用に対する認識を変えるものです」と述べました。
研究では、参加者はそれぞれ別々の家で眠っている間に、REMspaceの研究者が特殊な言語で作成した単語を送り合う実験を行いました。
この技術が確立されれば、睡眠研究における大きな進歩とされ、メンタルヘルスの治療やスキルのトレーニングにも役立つ可能性があるとしています。
REMspaceは、特別に設計された装置を使い、ルシッドドリーム(明晰夢)を通じて簡単なメッセージを2人の間で送信しました。
参加者の脳波は遠隔で追跡され、データはサーバーに送信されました。
サーバーは1人の参加者がルシッドドリームに入ったことを検知すると、特殊な言語でランダムな単語を生成し、彼のイヤホンを通して送りました。
彼は夢の中でその単語を繰り返し、その応答がサーバーに保存されました。
8分後、2人目の参加者もルシッドドリームに入りました。
サーバーに保存されていた最初の参加者からのメッセージが彼女に送られ、彼女は目覚めた際にその言葉を繰り返しました。
REMspaceは、「簡単な直接技法」で体外離脱(OBE)を体験する方法も提供しています。
不快な姿勢で横になることで、OBEに適した状態を誘導できるとしています。
実際に眠りにつかず、深いリラックス状態に到達することが目標で、この状態がOBEにつながるとしています。
REMspaceは、OBEを達成する際にわずかな意欲だけを持つことが重要で、強い願望が逆効果になることがあるとも述べています。
成功しない場合は、快適な姿勢に変えて眠りにつくように推奨されています。
アメリカの科学者ロバート・ランザ氏は、意識は宇宙の基本的な性質であり、死は時間の線形的な知覚による幻想であると説明しています。
彼は、「夢は誰もが思うよりも現実的だ」と述べています。
夢が解き明かす秘密は、最終的に私たちが現実に観察者として関わっているという基本的な事実に由来します。
日常の現実は、夢と同様に観察者依存であることが最近の研究で示されています。
ランザ博士によると、夢は単なる無作為な神経発火ではなく、感情や経験を超えた複雑なシナリオを含むもので、現実と同じくらいリアルに感じる場合もあると指摘しています。
また、夢や体外離脱が聖書やキリスト教にどのように関わっているかについても考察されています。
聖書には、夢が神のメッセージや指示として登場する例が多くあり、現代でも夢を通じた信仰体験が報告されています。
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