はじめてT字路sの曲を聴いた時、随分ハスキーボイスな声の男性だなと思っていたら まさかの女性でビックリした印象が今でも忘れられない。
歌っていた曲はブルーハーツの夕暮れ。カウンター喰らったよね
あれです、ソウルフルなやつです。人間の感情を深く分かっていて人間の底を知ってる感じの。
なんて言うかT字路sの曲で『これさえあれば』なんかは歌が酒のアテになるやつです。
2010年に結成したT字路sは、2011年のフジロックでイッキに注目を集め2015年には名曲をカバーしたアルバム『Tの謳歌』をリリース。2016年には映画の主題歌を書き下ろし提供するなど、知る人ぞ知るオリジナルブルースのT字路s。
2019年、役2年ぶりとなるセカンドアルバム『PIT VIPER BLUES』がリリースされました。
作詞:伊東妙子 作曲:伊東妙子・篠田智仁
泣きたいのにおどけている
自分をだましてばかり
シケた面ぶらさげて 川沿いの道を歩く
頭んなかはもぬけの殻
気付けばこんなにも遠く
置き去りの影法師 風に揺れてる
許せない自分を 道端に捨てた
どこへもゆけないのは 体よりも心のほう
だましたことも だまされたことも
暮らしのなかで いつか忘れた
忘れたはずが ある日突然
この胸ぐらを つかんで揺さぶる
苦しいのに 平気なふり
自分をごまかしてばかり
ほんとは震えてる手のひら ポケットに握り締めて
うまくは言えない 言葉にならない
ただがむしゃらに駆け出して
大声で叫びたい気持ち 背中を押してる
動けない自分を 空に放り投げた
呼び止めるものは きのうよりも明日のほう
熱い思いも 残した未練も
祈りのなかで それでもくじけた
くじけたはずが 向かいのホーム
何を語るでもなく こっちを見ている
変わらぬ景色に やがて疲れた
暮らしのなかに 埋もれて消えた
とうに消えたはずが 煙を立てて
この胸のなか くすぶり始める
もうほらすぐに 炎が上がり
まさか 火傷しそうに熱く燃えてる
01. 暮らしのなかで
02. はじまりの物語
03. 孤独と自由
04. ふりこのように
05. 春を待ってる
06. Eddie
07. 逃避行
08. 泪橋
09. 遠くはなれて
10. レモンサワー
11. さんぽ
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T字路s New Album「PIT VIPER BLUES」Release Tour
3/28 梅田CLUB QUATTRO
3/29 名古屋CLUB QUATTRO
4/04 仙台 MACANA
4/05 札幌 BESSIE HALL
4/11 福岡 the voodoo lounge
4/12 広島CLUB QUATTRO
4/26 恵比寿 LIQUIDROOM
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またしても、職人アーティスト伊東妙子さんにやられたね。
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