キャッシュレス化が進む日本。注目の『メルペイ』仕組み・原理・実用化について

『国籍・人種・貧困…あらゆる格差をなくしたい』

このミッションを掲げているのが、メルペイ取締役兼新規事業責任者の辻木勇二さん。

出典:ANTELOPE

金融業界に20年、インターネット業界に5年。銀行、官僚、IT企業と異色のキャリアを歩んでいる辻木さんが何故、次のステージにメルペイ選んだのか?

今回は、注目の『メルペイ』仕組み・原理・実用化について まとめてみました。

メルペイとは?

メルペイとは、メルカリの関連子会社で2017年11月20日に設立された会社です。

メルはメルカリの頭で、ペイは支払うことの意味です。

お金を持ち歩かなくても支払いができる電子マネーに似ていますが、あらかじめお金をスマートフォンでチャージしておき、ショッピング時に利用者の利便性を図るサービスとなるようです。

銀行口座を登録してチャージすることも可能ですが、売買で売上げたお金も利用することができますので、会社から口座に入金されるときの手数料を省略することができ、メルカリをよく利用する人にとってありがたいサービスになると予想されます。

また銀行口座を登録すると、売上金の振込み申請期限がなくなるようですので利便性が更に高まります。

加えてメルカリの売上げた際のポイントもコンビニなど全国にあるiD加盟店で使用でき、メルカリ利用者はスマーホアプリで利用設定すると全国90万ヶ所で決済が可能になる便利なシステムとのことです。

メルペイの仕組み・原理

メルペイが利用できる仕組みはApple・PayのiDブランドを使ったもので、メルカリユーザーはアプリで利用設定すると、Walletアプリ上にメルペイが登録され、全国約90万ヶ所にあるコンビニやドラッグストアでの決済ができるようになります。

決済はメルカリで売上げたお金・ポイント両方とも使用可能で、売上金での決済時はメルペイ上の口座である資金移動口座を開設、一旦そこに残高を移動させて利用します。

なおメルカリで売上げてポイントを得ている場合は決済時そのまま利用可能です。

この決済方法を使うにはiPhoneのメルカリアプリを最新のもの(バージョン4.0.0)にアップデートしておく必要があり、このとき新しいユーザーインターフェイスが使え、メルペイサービスを利用できるようになります。

2019年2月13日現在、Apple・Pay対応のiPhone向けのサービスですが、今後アンドロイド向けにも展開する予定です。

メルペイの実用化

2019年2月13日に発表されたメルペイサービスは、アップルのアイフォンユーザー向けのものです。

アンドロイドユーザーは今後の使用可能機種展開で、中小規模のショップで導入しやすい2次元コード(QRやバーコード)決済の対応はどうなるかです。

メルカリの発表では「アンドロイド版については今後対応予定」とだけ告知されていて、時期や詳細は未定とのことです。

しかしアイフォンユーザーだけの使用に限定することはないと見られますので、今後追加のものがある予定の2月20日(メルペイ・カンファレンス・2019)には何らかのことがアナウンスされることが予想されます。

メルペイが会社として設立されてから1年と少し。もちろん全スマートフォン使用者がメルペイを使えることを想定して開発を進めたはずですので、その発表がどのようなものになるのか楽しみな方も多いと思います。

今回の先行発表は、実用化できることの証明とライバル会社の出方をうかがったものであるのではないかと考えますがどうなるでしょうか。

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